にぎわうまち都島

なるみ

2013年06月18日 01:13


大阪の都島を流れる淀川の河口部は、春夏秋冬、昼夜、日常的な散歩と非日常的なイベントで、人々をひきつける。

私は気分転換や犬の散歩やジョギングによく河川敷を訪れる。河川敷は遊びに来ている子供や、スポーツを楽しむ人、釣りをする人や絵をかく人、カヌーをこぐ人など、都島の人々でいっぱいだ。河川敷からの眺めは最高で、とても気分がリフレッシュされる。絶滅危惧種であるイタセンパラや、最近ではヌートリアが出没した。私のお母さんも犬の散歩中にヌートリアを見たことがあるそうだ。他には、河川に水辺の植物や河原の植物であるヨシやヤナギタデやカワラヨモギなどがたくさん見られる。


また、夜の河川敷は昼とは違って非常に夜景が美しい。私は夜の河川敷をジョギングするのが非常に爽快で、たまに走りに行く。都島の街は、とてもにぎわっていい街なのだが、裏を返すとすこしうるさいのである。夜になっても多くの人が外にいるし、明かりもたくさんあるために子供には安全なのだが、たまには静かな何もない場所に行きたい時もある。そんな時に淀川の河川敷は打ってつけなのである。静かで真っ暗できれいな夜景だけが光っていて、都島の中でも一番の私のお気に入りスポットである。


また、春になると川沿いには沢山の桜が咲く。桜の種類はソメイヨシノが多く、何キロにも渡って桜並木が続くのである。桜ノ宮という駅名がつくほど、都島には多くのきれいな桜が咲き乱れる。桜の季節になると、お花見をする人で川沿いが賑わう。目の前には大川が流れ、満開に咲く桜は大阪一のロケーションといえる。また、川沿いにはパンダ公園という広場のある公園があり、川に面しているので対岸の桜を眺めるのにとてもよく、お花見をする人々はここによくあつまるのである。また、出店なども並び人があふれかえってる。


大阪の「天神祭」は東京・神田祭、京都・祇園祭とともに日本三大祭りの一つと言われ、毎年130万人もの人が訪れる夏の都市大祭だ。 愛染祭、住吉祭とともに大阪三大夏祭りの一つとも言われている。天神祭は、大阪市内の天満にある大阪天満宮の氏地を中心に、毎年、宵宮が7月24日、本宮が翌7月25日に定められ、賑やかに行われる。また、この日までの間に様々な行事が行われ、天神祭ギャルみこしや奉納花火なども天神祭の賑わいをもたらす行事として定着している。祭りの中心は大阪天満宮で祀られている菅原道真公だ。 市内の繁栄ぶりを道真公の御神霊に見ていただき、さらなる繁栄を祈願するために、氏地を巡行する。この巡行で有名なのが、本宮の日に行われる陸渡御、船渡御。特に船渡御は千年以上も前に始まり、大阪とともにその古い歴史を歩んできた。水都大阪を代表するお祭りといってもよい「天神祭」は、講社はもとより、多くの人々に支えられながら、紆余曲折の歴史を経て、今日まで続いてきたお祭りだ。花火は4000発以上打ち上げられ、その花火の打ち上げ場所に近く迫力の花火を見ることが出来る都島には多くの屋台が出て、どこよりも大勢の観客で賑わう。


また、もう一つ都島には夏のイベントがある。それは、なにわ淀川花火大会である。この花火大会は1989年(平成元年)から「平成淀川花火大会運営委員会」が企業などからの寄付によって平成淀川花火大会として毎年開催されていた。2006年の第18回からは名称をなにわ淀川花火大会に改め開催されている。 運営委員会はボランティアによって構成されていて、地元の人々の手作りの花火大会として知られている。今年は8月10日に行われる予定で、 淀川の水面で扇状に咲く水中スターマインや、大玉の連続打ち上げ、新作花火等が楽しめる。私もこの花火大会は毎年見に行っているけれど、何回見てもあきないし、必ず感動して帰ってくる。滋賀の人たちも、琵琶湖花火だけに目を取られず二日後の淀川花火も見に来てほしい。


都島を流れる淀川には、春には桜が咲き、夏にはたくさんの祭りがあり、他の季節にも楽しめるイベントが沢山ある。昼と夜では互いに違った景色を見せ、大人から子供まで楽しめる。改めて都島を見ていくと、たのしくて素晴らしい街だと再確認できた。これからも都島に住み続けたいと思う。
都島の今と昔の比較

・高層マンションが多くなっている
・毛馬こうもんが整備されている
・橋が二車線になっている
・人口の緑が増えている
・大きな広場がなくなっている
・団地住宅が減っている
・地面が土よりコンクリートの割合が増えている
・橋が増えている
・グラウンドが増えている
・都島交差点の道路が広くなっている